郵便局が用意している専用の封筒を使って
本やCD、DVD、信書も送ることができる「スマートレター」

薄くて軽い荷物なら低価格で郵送することができるサービスです。

専用封筒を購入して送ることができるサービスは
他にもレターパックがありますが、スマートレターは
レターパックと比較すると、追跡機能がありません。

比較すると料金が安いというメリットはあるものの、
遅れて届かない時には不安になりますよね。

スマートレターの特徴は?

スマートレターの特徴としては全国どこに送っても
一律の料金で180円という安さ。

厚さは2㎝まで、重さは1kgまでという制限があり、
サイズについても25cm×17cmでA5サイズまでなので
小さいものを送ったりするのに最適です。

このように小さいものを送るなら料金が安くて
とてもいいサービスですが、レターパックと比較をすると、
到着日数が遅いこと追跡機能がないという特徴があります。

レターパックライトならば、料金は360円ですが、
厚さ3cm以内、重さは4kg以内までになり送ることが
できる物は増えます。

一番の安心感は追跡機能がある事かもしれません。
スマートレターでは速達、追跡などのオプションを追加する事ができません。

追跡ができないので送る側としても受け取る側としても
届くまでは荷物が今どこにあるのかを把握しにくくなります。

それでは、スマートレターが届かない時にはどんな原因があるのでしょうか。

スマートレターが届かない時の原因は?

・住所不備がある

差出人が受取人の住所や氏名などを間違えて記入した場合や
受取人が相手に伝えていた情報が間違っている可能性があります。

ヤフオクやメルカリなどのフリマアプリで
不用品などを売った時に購入者の住所の番地や号室が抜けている事があります。

住所不備についてはお互いが気をつけるしかありません。
発送する側は正しく記入できているのか、受取り側は正しい情報を
伝えれているのかしっかりと確認しておきましょう。

・誤配

配達員さんが誤った住所の家にポスト投函した場合です。
隣の家にポスト投函して誤配になる事などが稀に起きる事があります。

差出人の字が汚くて数字が分かりにくい場合もあれば
単純によく確認せずに配達してしまうこともあるでしょう。

誤配が起きてしまった場合、受け取った人が
郵便局に対してお問い合わせしてから配達員が受け取りにきて
再度正しい住所に配達するので、余計な時間がかかり配達が遅れます。

・そもそも送ってくれていない

本当にごく稀にですがネット通販などフリマアプリを
使った売り買いでは悪質な販売者が送ってこない事があります。

こういった場合には販売者とのトラブルになりますので、
ネット通販やフリマアプリのお問い合わせ先に相談することになります。

受け取っていないので、先にお金を支払っていた場合には
お問い合わせをして説明することで返金される事になりますよ。

・郵便局側にて紛失があった時

郵便事故とも言われますが紛失が起きてしまう事が稀にあります。

荷物が発送されてから受取られるまでには、複数の人が郵便物を
触りますし大量の郵便物を扱っている中で紛失が起きてしまう事があります。

スマートレターは補償がないため紛失が起きてしまった場合に
どんな物が中身であろうと補償されることはありません。

・船や道路状況などによる遅れ

天候不良や災害などによって郵便物の輸送に遅れが生じることがあります。

例えば台風や大雪などの状況で大渋滞になったり、
通れない道があって迂回が必要になる場合には大幅な遅れになるでしょう。

こういった場合には輸送ができる状態になるまで待つしかありません。

・受取人の家族が受け取っている場合

私が過去に言われたことですが
不用品をフリマアプリで販売して間違いなく言われた住所と名前を
書いて送ったのに「届かない」と言われたことがありました。

調査をして確実に届けたと郵便局員さんに
言われたため再度受取人に聞いてみると家族が受け取っていましたとの事でした。

家族が受け取って適当な場所に置いて
本人には郵便物が来ている事を伝えていないことは稀にあります。

スマートレターが届かないと思う日数は?

例として郵便局が用意してくれている
到着日数の目安が分かるページで北海道から沖縄に
スマートレターを送った場合の目安をみてみました。

スマートレターの到着日数は「大型郵便物」と同じとの事です。

北海道の札幌から沖縄県の那覇市まで送った場合には
翌々日という事が分かりました。

ただし、スマートレターについては
日曜日と祝日は配達されないという特徴があります。

差出人が土曜に発送手続きを行った場合には
月曜日が祝日の場合だと、水曜日頃の到着になる可能性があります。

郵便法70条3項4号では郵便物が差し出しされてから
祝日を除いて3日以内に送達する事が定められています。

スマートレターについては日曜日と祝日がそもそも
配達されないことになっているので最大で水曜日になります。

そのため郵便物を送ってから約4日、5日経過しても
到着しない場合には紛失や何かしら遅れの原因があります。

スマートレターは窓口でもポスト投函でも発送できます。

夕方17時以降になってから窓口やポスト投函された荷物などは
翌日午前発送の扱いになる事がほとんどなので差出人が出したタイミングでも日数が変わります。

スマートレターが届かない時のお問い合わせ先は?

・差出人が手続きをした郵便局にお問い合わせ

スマートレターだけではなく、どの郵便物でも
基本的に届かない時には差出人側で調査をする場合が多いです。

まずは自分が差出しをした郵便局にお問い合わせします。

こういう時に正確な発送日時、封筒の中身、
受取人の住所や氏名で書いた情報などを用意して電話での調査依頼が可能です。

もしくは窓口へ行って届かない荷物の調査をする場合は
「郵便物事故申告受付票」という用紙に詳細を記入して
後日に調査回答が届けられたり、電話で伝えられます。

・日本郵政のお客様サービスセンターにお問い合わせ

固定電話からのお問い合わせは
0120-2328-86
携帯電話からのお問い合わせは
0570-046-666

平日は朝8時から夜9時まで
土日祝は朝9時から夜9時までお問い合わせができます。

ですが、差出しの際に窓口になった郵便局や、宛先の最寄りの郵便局への
調査が行われることを考えると、午前中には調査してほしいと
連絡をしておくといいでしょう。

受取場所はコンビニや局留めにできる?

スマートレターは追跡機能がない事によって
きちんと届くか不安に思う人もいます。

そのため、自宅まで配送してもらうのではなく
郵便局留めにして発送してもらう事は可能です。

受取人の住所、○○郵便局留、受取人の氏名を
記入して送ってもらう事で郵便局留めでの
スマートレターの発送ができます。

コンビニはローソンでスマートレターの専用封筒の
購入はできますが、どのコンビニでも受け取りをする事は出来ません。

まとめ

クロネコヤマトのメール便がなくなるタイミングで
郵便局で開始されたスマートレターは、レターパックと
同じように専用封筒を使うサービスです。

追跡機能がない事や小さくて軽い荷物しか
送ることができないので利用するシーンは限定的です。

料金が全国180円で一律と安いのはメリットなので
送る荷物の内容によって、追跡機能があるレターパックと
使い分けていくといいのではないでしょうか。